海外競馬における最強馬の概念

重賞

世界No.1最強馬はどの馬か。よく論じられますが、時代、主戦した又は勝った距離、戦った相手など、どの要素に重きを置くかによって変わってきます。タイムも大きな指標ですが、競馬はタイムを競う競技ではなくレースごとの勝ち負けを競うため完璧な指標にはなりません。海外の最強馬と言われる馬たちが一緒に走れればレースで決着もつけられそうです。一度見てみたいですが、これは夢のまた夢ですね。となると1頭挙げるのは難しいですが、ヨーロッパでは「シーバード」で評価が定まっているようです。

もったままでダービーを楽勝、歴代最高と言われるメンバーの中での凱旋門賞を勝ち、タイムフォーム誌によるレイティングでは145ポンドで、47年もの間首位を譲らなかった。こんな名馬ですが、父のダンキューピッドは競走馬としては5勝したものの大レースは勝っていません。また母のシカラードは未勝利馬でした。こんな両親からこれだけ偉大な名馬が生まれるのも競馬の醍醐味のひとつですね。